便秘の解消法
便秘の解消法は実にたくさんあり、便秘の種類が多いためにそれぞれの便秘に応じた解消法があります。
便秘を解消とは適度な頻度で「便を出す」、これが全てです。そのためには食べたものが正しく便となって肛門から排出されるメカニズムを邪魔せず促進してあげることが解消法となります。下剤を使ったりするのはあくまでも対症療法なので、根本的な解消法とは言えません。人間が本来持っている便を排出する機能を正常に機能させることが重要です。
便秘になっている状態の便は水分が腸に吸収されてしまっており、硬くなってしまっています。そのために動きづらくなっているので、便が再び動きやすくなるように水分を補給して、食物繊維を多く摂ると便が柔らかくなるので便秘解消に効果的です。
腸の動きを活発にさせるには色々な方法がありますが、冷たい水や香辛料の入っている食べ物などを飲んだり食べたりすると、腸をはじめとする消化器系が刺激されて活発に動くようになります。
お酒が苦手でない人はビールが非常に良いとされていて、ビールの炭酸ガスが腸内で与える刺激がとてもよく効きます。
便意を我慢し続けた結果、便秘になってしまったというケースの場合は特にそうですが、便意を少しでも感じたらトイレに座ってみるということを習慣づけ、これを毎朝繰り返していると便意を大脳に伝えるという働きが復活して、便秘の解消に役立ちます。
赤ちゃんの便秘
便秘のお悩みというのは何も大人の女性だけではありません。生まれたばかりの赤ちゃんだって便秘になることがあります。
大人の便秘と違って問題なのは、赤ちゃんは自分でそれを訴える手段がないということです。
赤ちゃんが何らかの症状を訴える時には泣いてそれを知らせますが、お腹が空いてミルクが欲しい時も、おむつの中がいっぱいになっていて気持ち悪い時も、同じように泣きます。そのため、なぜ泣いているのか特定できないことから赤ちゃんの便秘に気づかないことがあります。
新生児の赤ちゃんは生後1ヶ月くらいまでは頻繁に便を出しますが徐々に成長するにしたがって便の回数が減ります。場合によってはそれが2,3日便が出ないということもあります。それまで頻繁に出ていたものがいきなりピタッと止まるわけですから心配になりますが、赤ちゃんそのものの機嫌が良くて、2,3日間隔でもまとめてたくさんの柔らかい便が出ていれば問題ありません。
赤ちゃんの便秘と呼べるのは、便が出ていなくて3,4日に及んでいる段階からで、この時点になるとお腹に膨満感といって、いっぱいになって膨らんだ感じが分かるようになります。また不快感や腹痛、便を出すときに痛むなどの症状が伴ってきます。こうなると立派な便秘です。
対策としては、お腹のマッサージをしてあげることによって腸の動きを活発化させて排便を促します。
マルツエキスを与えるという手もあります。マルツエキスは薬局で簡単に手に入ります。他には白湯や砂糖水を与えて腸内の水分を補給し、便を柔らかくするという方法もあります。
綿棒浣腸と言う方法があり、肛門に綿棒を入れて中をグルグルっと刺激します。すると腸が刺激されて便が出てくるというものです。
子供用のイチジク浣腸もあります。