便秘解消に効果のあるツボやマッサージ
便秘解消に効果のあるツボというものがあります。
また便秘解消に効くマッサージというものもあります。
便の排出に関係している大腸は胃や小腸の周りを大きく周回するようにして肛門につながっています。そこで、その大腸にそって優しくマッサージしてあげるのです。へそを中心として、お腹の上にひらがなの「の」の字を大きく描くように時計回りでマッサージしてあげます。なぜ時計回りなのかと言いますと、大腸の中を便が通って行く方向だからです。これは便だけでなくガスがたまっている時にはさらに効果的です。
便秘解消法として便秘に効くツボをご紹介します。
これらのツボを指で刺激すると便秘解消に効果があります。
「水道」…下腹部、おへその下指4本分の点から指3本分外側の場所にあります。
「大巨(だいこ)」…おへその両側指3本分外側から下に指3本分の場所にあります。
「大腸兪(だいちょうゆ)」…腰にあり、ベルトの高さで腰骨の両側指2本分外側にあります。
「支溝(しこう)」…ちょっと意外ですが、手にあります。手首の横じわから指4本分離れて、2本の筋のちょうど間にあります。親指で押した時に少し痛みがある場所です。
また、別の項で便秘には原因によって3つの種類があるとお話しました。ここからは先はそれぞれ種類別の便秘に特に効くツボです。
直腸性便秘に効くのは「合谷 (ごうこく)」。手の背面、親指と人差し指の間にあります。この部分には大切なツボがたくさんあるので、便秘解消以外の効果も期待出来ます。直腸性便秘は生活習慣によるところが大きいので、このツボ刺激を続けながら決められた時間に便を出すように習慣付けましょう。
痙攣性便秘には「内関(ないかん)」。手首の中央から手のひらに向かって指3本分のところ。ストレス解消に効果があるので、ストレスが原因の痙攣性便秘の解消に役立ちます。
最後に弛緩性便秘には「足三里(あしさんり)」。文字通り足にあります。膝の外側から下に指4本分下がり、向こう脛のすぐ外側です。
食生活と便秘
便秘に効く、または便秘を予防する食生活や食べ物についてお話します。
便秘解消や便秘予防に効果的なのは食物繊維と水分です。これは常識的に広く知られていることで、市販の便秘解消食品を見ても食物繊維が豊富に含まれているものがほとんどです。
食物繊維が多く含まれている食品といえば、
リンゴ、桃、ラズベリー、かんきつ類、モロヘイヤ、かぼちゃ、ブロッコリー、キャベツ、にんじん、カリフラワー、ほうれん草、ズッキーニ、豆類、こんにゃくなどで、中でもこんにゃくはそれをそのまま商品にした「マンナンライフの蒟蒻畑」という商品までありますが、これはいきなり大量に食べてもあまり意味がないので、普段から心がけて食べるようにしておくと便秘予防になります。
海藻類も便秘解消に効果があります。少し前に寒天ダイエットなるものが大流行しましたが、これは寒天がローカロリーであるのと同時に、便秘解消効果があるための相乗効果が期待でき、ダイエットに役立つとして大流行したのです。
意外に見落としがちなのですが、脂肪分を摂ることも便秘予防になります。
便を柔らかくするために水分を多く摂るというのも有効なのですが、脂肪分も腸内を滑らかにする働きがあります。
また、口に入れるもので便秘解消効果があるものとして有名なものに「お茶」があります。お茶にはとても大きな力が秘められており、便秘以外にも様々な健康効果があります。さて、そんなお茶の中でも便秘解消効果があるとして人気が高いのが「ルイボス茶」です。元々はダイエット向けのお茶として人気が高いのですが、排便を促すことによってダイエット効果を期待するものなので、便秘解消にも役立つことで知られています。他にも「ハブ茶」も効果が高いと言われています。