幼児教育と英語
昔から幼児期に英語を習わせようという人が非常に多く、幼児教育と英語は古くから深い関係があります。
日本は世界でも有数の英語教育国で、中学校から義務教育で英語を習います。
英語圏の外国人が日本にやって来ると、この風景を見て日本人は英語が堪能だと思って普通に英語を使おうとすると、意外に通じないことに驚きます。
受験の科目に英語があるせいで、些細な間違いを指摘される癖がついてしまい、正しい英語を使わなければならないという意識が強すぎるというのが、受験英語の弊害だといわれています。
語学を堪能にするには早ければ早いほど効果的だと言われ、
子供の頃から英語に慣れ親しんでいれば、英語を自然に身に付けられるようになります。
言語学には「9歳のかべ」という言葉があり、9歳までに慣れ親しんだ言葉は堪能に使えるようになりますが、9歳を超えるとなかなか身に付ける労力が増すばかりか、ネイティブの発音は困難になるといわれています。英語の幼児教育はまさにこの9歳のかべを越える前に英語に慣れ親しんでおこうということです。
幼稚園と保育園
幼稚園と保育園は同じような年代の子供が通うので似たようなものと認識されていますが、この両者は大きくその性質が違います。
幼稚園は大学まで続く教育機関のひとつとして取り扱われていますので、学校の一種ということになりますが、保育園は学校ではありません。
幼稚園の所管は文部科学省で、学校教育法という法律が根拠となっています。
保育園は親の何らかの事情があり家で子育てが出来ない場合に、親が仕事などから戻るまで子供を預かって面倒を見てくれるところで、つまり託児所です。
保育園の所管は厚生労働省で、児童福祉施設の扱いです。
設置の目的が違うので、当然両者は園においてもやっていることはかなり違い、
積極的な幼児教育を望むのであれば教育機関である幼稚園に通わせるべきです。
しかし、少子化の影響もあって幼稚園、保育園ともに園児獲得の競争が激化していて、
保育園でも幼児教育に力をいれているところもあります。
保育園の中には幼稚園に通わせながら、幼稚園が終わった時間に幼稚園まで迎えに行ってくれて、その後指定の時間まで預かってくれるというサービスを行っているところもあります。