中学受験の面接試験
中学受験に必要な科目は、まずは国語。他の科目も日本語で出題されることや、人間的なコミュニケーション能力も国語力がベースになっていることから近年重視される傾向にあります。
次に、中学受験の主役とも言える算数。最も受験勉強の成果が出る科目でもあるため学習塾など中学受験を専門としている教育機関でも多くの時間をかけています。
次に理科。小学校での理科というと、何かの法則などを丸暗記するというよりも、実際の実験などを通して体験する科目という意味合いが強く、中学受験でもそういった内容に沿った出題傾向があります。ある事柄に対してなぜそうなるのか、なぜそうなると思うのか、などのような論理的な思考が求められます。
最後に社会。社会科というと丸暗記が全てというイメージがありますが、小学校の段階では細かい部分を覚えるというよりは社会の仕組みや、歴史などについても正確な年号よりも何が起きたのか、という事象に重点が置かれています。
ごく一部の中学校では英語が受験科目になっていることもあります。
中学受験には学力試験のほかに、面接試験があります。
面接試験を行わない中学校もあるそうですが、いわゆる難関校や人気校ではおおむね面接試験が行われています。
面接試験を無縁の中学受験というのはおそらく少ないです。
面接と言うと、受験生本人が中学校の担当者と相対して試問を行うように思いますが、ここに中学受験の特徴として、受験生本人だけでなく、親も面接があるという点があります。
小学校受験の場合は受験生が幼稚園児であるため、親の面接はほぼ確実に行われますが、中学受験でも親の面接が重視される傾向があります。
なぜ面接試験を行うのかを知ることにより少しでも面接試験で高得点を稼ぐことが出来るようになります。
モンスターペアレント対策
私立中学校の場合、それぞれの中学校には特色があり、
面接試験には、そういった学校のカラーに合った受験生なのか、またその親なのか、
一緒に協力できる親なのかどうかを見極める狙いがあります。
モンスターペアレントとは、学校に理不尽な要求を突きつけてくる親のことで、最近の教育現場で大きな問題になっています。
高いお金を支払って子供を通わせているわけですから、そうした問題のある親や学生のために他の学生に悪影響が及ぶことがあってはいけないので、
入学選考の段階でそうした問題がないかを厳しくチェックしているのです。
中学校に対する熱意については、その学校のどういうところに魅力を感じているのかを出来るだけ具体的に話すことが大切で、本当に思ってもいないことを言っても面接官はプロなのですから、うまく言えなくても本当に思っていることを自分の言葉で話すことが大切です。