幼児教育
一生は常に勉強で、人生の各場面で勉強することが全く違います。
適切な時期に適切な勉強、これがかみあってこそ初めて勉強の効果が上がります。
幼児期の教育を幼児教育と言います。
一番最初に経験するのが幼児期の勉強で、自分で必要性を感じて何かを勉強するわけではなく、親が教えたり、または教える機会を与えることになります。
幼児期の子供は頭が柔らかく何でも吸収する力を持っています。
幼児教育は発達段階にある幼児期に左右の脳をバランス良く発達させることに大変有効で、この時期の教育がうまくいくと将来にわたって大きな成果を上げるため、現在大きく注目されています。
人間の脳は生まれてから2歳までに6割が形成され、6歳までには9割の脳がこの時期までに形成されます。
脳には右脳と左脳があり、左右それぞれの脳はそれぞれの役割を持っており、右脳は五感と言われる直感的な能力、左脳は論理的な思考能力を司っていて、
左右の脳をバランス良く育ててあげることが大切です。
教育には自分で考える力を養うことも含まれています。それは幼児教育になるとさらに顕著で、この時期に自分で考える力を養うことは大変有意義です。
幼児教育の目的
幼児期の子供は無限の可能性を秘めています。
幼児期にどんなすごし方をしたかによって運命が分かれてくるとも考えられます。
最近の子供は基本的な生活習慣や態度についての能力に欠けていると言われていて、幼児教育の失敗、もしくは不十分さによるものと考えられています。
学級崩壊やキレる子供の原因は色々指摘されています。
少子化や核家族化は子供同士の横のつながりを持つ機会を減らすのと同時に、地域の子育て能力を低下させることにもつながり、それまでほとんど親や家庭の中の人間関係しか知らなかった子供が就学年齢になっていきなり社会性を発揮することを求められるのです。
そのため、幼稚園や保育園などの施設で他の子供と触れ合う機会を先に与えておくのです。
子供の教育や学習については幼稚園に任せておけばいい、という考え方は全く間違いではないと思いますが、最も関わる時間の長い親からの教育が最も強い影響を及ぼすのは言うまでもありません。
子供は成長するにしたがって次第に人格を形成し、仮に歪んだ部分があったとしてもそれを矯正するのは時間を追うごとに容易ではなくなります。それを頭が柔らかい年齢のうちに良い方向に導いてあげること、それが幼児教育の目指すところです。