フラワーアレンジメントと生け花(華道)
フラワーアレンジメントとは、花束をつくることで、
お花屋さん自体ただ花を売るだけではなく、植物に関する知識や冠婚葬祭事情に精通して、
フラワーアレンジメント技術が求められ、お客さんのニーズに合わせて迅速にセンスの良い花束をつくれるかどうかがお店の評判にかかわります。
フラワーアレンジメントが今では一般の方に趣味として普及し、趣味が高じてビジネスとしても成り立つようになりました。
フラワーアレンジメント教室は巷に溢れ、フラワーアレンジメントの資格も登場しています。
フラワーアレンジメントと生け花(華道)に共に花をアレンジメントする技術という点では差はほとんどありません。
華道は茶道の世界に通じ、日本人の侘寂(わびさび)の心を表現しますが、フラワーアレンジメントでは全体に装飾性を強く追及します。
花でケーキやプードルなどの動物を模って作品として仕上げたり、省略よりも様々な花を盛り込んで作り上げる傾向にあり、
華道のように確固たる流派はまだ確立していないので、一般の方にも敷居が高くありません。自分でお花を買ってきて、ご自身の思うように花をアレンジして飾れば、それもフラワーアレンジメントと呼ぶことができます。
入門として気軽に始められることでフラワーアレンジメントは広まった、と言えるでしょう。着物を着る必要もありません。また、雁屋崎省吾は華道家ではありますが、従来の華道とは大きく異なり、よりフラワーアレンジメント要素を多分に重視した自由な発想で作品をつくることで有名になりました。
フラワーアレンジメントに関わる資格
フラワーアレンジメントをする人はフラワーデザイナーと呼ばれ、花を用いて様々なデザインを施します。
明治・大正時代をフラワーアレンジメントの黎明期とし、昭和から発展し続け、現在は一般にも普及するようになりました。
フラワーアレンジメントの資格を取得することには、誰にでも手軽にできるフラワーアレンジメントだからこそ、資格を所有しない一般の方と大きく差がつけられるというメリットがあります。
フラワーアレンジメントにビジネスとして関わりたい時には、作品を商品として売るだけではなく、教室などでフラワーアレンジメントの技術を教える講師というお仕事もあります。
フラワーアレンジメントに関わる資格は何種類かあり、ブライダルコンサルト資格やプロデューサー資格なども併せ持っていると、より活躍の場の選択肢が広がります。
フラワーアレンジメントに直接関係する資格には、NFD資格というものがあります。花の免許証と呼ばれ、日本で何種類もある花の資格の中では唯一、公益法人認可の資格です。
。試験は1級から3級まであり、合格するとフラワーデザイナーとして公的に登録されます。試験は2種類あり、ベーシック(指定花材)と新資格検定(自由花材)のどちらかを選択し、試験出題方法は全国一律です。