避妊と人工中絶の違い
中絶と言うと、一般的に、人工妊娠中絶のことを指します。
妊娠中絶は、妊娠したのにもかかわらず、出産に至らない場合のことをいうので、
流産、死産も広義の妊娠中絶と言えます。
避妊が妊娠の成立を防ぐものであるのに対して、
人工妊娠中絶は、受精卵が子宮内膜に着床して妊娠が成立したあとに、
胎児を子宮の外に出してしまうものです。
人工妊娠中絶以前に避妊する
人工妊娠中絶は、日本の法律では、一定の条件を満たさない限り違法です。
中絶すればいいなどという安易な考えは持たないようにして、
妊娠する可能性があるのならば、まずは、避妊を適切に行うべきです。
日本の法律では、「胎児が子宮外で生育不可能な時期に胎児とその付属物を子宮の外に排出すること」と定義されています。
胎児が子宮の外に出て自分の力で生きていくことができるようになるのは妊娠の22週以降なので、
人工妊娠中絶は22週未満に行われます。