インテリアの小物を選ぶ
インテリアの中で最も存在感の大きい家具や照明器具ですが、最も目線の高さにあって身近なものが小物です。
小物は名前の通り小さいものが多いく、小物が「ダサい」と他の部分までもが統一感のないイメージになってしまうので、インテリアの小物は慎重に選ぶ必要があります。
常に部屋の中にあって、毎日目にするものと言えば時計ですが、中でも壁掛け時計は小物でありながらインテリアの重要なポイントとなり、単に時間が分かれば良いという人であれば電車の駅にあるような見やすい時計で良いのですが、インテリアに凝りたい人にとっては時計も重要です。デザイナーズものの時計は圧倒的にイタリア製のものが多く、これらイタリアの時計には個性的な時計がたくさんあります。イタリアの有名なインテリア時計ブランド「アルティ・エ・メスティエリ」の時計は見ているだけでも芸術作品のようです。
時計もその一部に属すると思いますが、他の家電品についてもデザイン家電と言われるジャンルがあります。家電と言っても冷蔵庫や洗濯機などのいわゆる白物家電のことを指すのではなく、小物に属するような家電のことを言います。
インテリアのテーマ
部屋のインテリアに凝る場合、何か特定のテーマを持たせます。
インテリアの基本書やガイドブックを見てもインテリアにおける基本中の基本は、まずどんな部屋にしたいのかをしっかりと決めることから始まると書かれています。
そんなテーマを「○○風」と表現すると、その中で現在人気なのは「北欧風」「アジア風」、そして「和風」です。和風インテリアについては別の項でお話しますので、ここでは北欧風とアジア風についてお話したいと思います。
まずはインテリアの本場、北欧から。北欧というのはヨーロッパ北部の国々、スウェーデンやノルウェー、フィンランドなどのことを言い、どの国も非常に寒い国です。そこにインテリアの知恵がたくさん生まれる下地があります。
最近雑貨店やインテリアショップなどで「ファブリック」という言葉を目にしたことはありませんでしょうか。デザインの優れた生活雑貨などのことを言うのですが、これらは北欧がそのルーツとなっています。
明るい色使いは寒さの厳しい冬を少しでも明るく暖かみを持って過ごせるようにした工夫ですし、その他にも北欧にはインテリアを大切にする風習があります。ファブリックだけでなくデザイン家具や小物のメーカーが今でも北欧にたくさんあることを考えても、その文化の深さを感じます。