シックハウス
数年前に話題になったシックハウス症候群ですが、これはインテリアの重大な問題点と言えると思います。シックハウス症候群は、壁紙の接着剤などから揮発する物質により住人の方が健康被害にあうということですが、壁紙以外にも合板を使ったインテリア家具やフローリング、シロアリ対策の為の薬剤などが原因とされていて、総合すると、科学物質による室内空気の汚染というそうです。
シックハウス症候群は現在ではよく耳にする言葉となりましたが、未だ解明されていない部分も多いく、最近ではシックハウス対策が取られるようになりました。
アメリカではベイクアウトという方法で、塗料から出る科学物質をわざと揮発させる事があり、温度が高くなると揮発しやすいという性質を利用して、暖房器具などで室内の温度をあげます。
ときどき換気をしながら3日ほどかけて、人工的に科学物質を追い出します。ただしこれは合板やフロ−リングの床など厚みのある素材には効果がないそうです。
また、せっかく発散させた科学物質が他の素材にくっついてしまい、今度はそこから揮発してくる事例もあるので注意が必要となります。マイホームが原因で病気にならないように、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
観葉植物
インテリアに観葉植物を使う家庭も多く、観葉植物を置く事で何が良いかというと、空気を綺麗にしてくれるという事です。単純に光合成で二酸化炭素を酸素に変えてくれるだけではありません。
二酸化炭素は葉から取り込み根から放出されます。この時点ではまだ二酸化炭素なのですが、根からでた二酸化炭素を受け止めた土壌にいる微生物が分解をして酸素を出してくれます。正確に言うと二酸化炭素を酸素にしてくれるのは、植物と土の連携プレーのなせる技です。
その他にも人体に有害な科学物質を除去してくれたり、観葉植物は蒸散作用という力をもっているので湿度のコントロールをしたり、マイナスイオンを発生する事ができます。
マイナスイオンは別名「元気イオン」とも呼ばれ、人間にはなくてはならないものです。効果としてリラックスできる事から自律神経が整ったり、空気を整えてくれる事からダニや様々なアレルゲンを減らしてくれます。
室内の空気を清浄で心地よいものに変えていってくれるのです。そしてマイナスイオンの一番素晴らしい事は、体内の活性酸素を除去してくれるという点です。