和風インテリア
インテリアにテーマを持たせるというと、何も海外のインテリアをテーマにすればいいと思いがちですが、日本の伝統的な美しさや機能性を採り入れた和風インテリアでもよいです。
我々日本人にとっては、そのほうが落ち着くかもしれません。
和風インテリアという言葉がありますが、日本の住宅やマンションが最初から西洋風になっているので、そこにあえて日本のテイストを入れるために和風インテリアをしなければならなくなったということで、古くから日本の伝統的な家屋は最初から和風インテリアです。
今でも田舎の古い家や京都の町家などに入ると、何もしなくても最初から和風インテリアに統一されている家を見ることが出来ます。
和風インテリアの故郷は日本なのですから、日本は和風インテリアに関して世界で最も良いものが手に入る国です。海外で和風インテリアの部屋を作ることは以前より大変人気が高いですが、良いものを日本から取り寄せるにはお金が掛かるのが悩みだそうです。
そういう意味でも私たち日本人は最も恵まれた環境にあります。
和風インテリアの基本は何と言っても床です。
かつて外国人の建築家が初めて日本家屋を見た時に「木と紙で家が作られている」と感動した話がありますが、まさに和風インテリアの味噌は木と紙です。
木や紙は吸水性に優れており、昔から湿度の高い日本の気候には最も適しています。
インテリアの専門家
インテリアは非常に奥が深く、内容も多岐に渡るもので、一般の素人にとっては自分の部屋を凝ったインテリアにしようと思うのが精一杯ですが、インテリアはそこに住む人の生活に密接に関係しているので専門的な知識やアドバイスが必要になります。
インテリアにはインテリアの専門家がいます。
職業としてはインテリアコーディネーターと呼ばれる人たちはインテリアの立案やアドバイスを職業としていて、職業としているだけあって、クライアントの要望を聞いて、そのクライアントが求めている室内環境を作り出すことに関してはプロです。当然ながらインテリア雑誌に登場する美しいインテリアは全てこれらインテリアコーディネーターというプロの手によるものです。
要求された室内空間を作り出すこんなインテリアコーディネーターの仕事に憧れる人は多く、インテリアの専門学校は日本全国にあります。憧れのインテリアコーディネーターになるにはどんな勉強をして、どんな経験を積めば良いのでしょうか。
まず、何も知らない状態からインテリアコーディネーターを志すのであれば、インテリアについての基礎から学ぶ必要があります。先ほど申し上げたように、インテリアの専門学校はたくさんありますから、その中から自分に合っている学校を選んで入学することから始まります。