学資保険と子供保険
保険会社によって、満期の時期や月々の払い込み金額などが違い、子供にかける保険料は、誕生時からかけるとなると、かなりの年月を費やすことになります。
よく、子供保険は、満期の時期や給付金の支給時期などに注目して比較することが多いです。
第一生命の子供保険には学資保険があるのですが、満期時期は18歳と22歳とで、内容も特に他社と変わりありませんが、給付金の支給年齢が、6歳、12歳、15歳、18歳、22歳と、他社に比べると、若い年齢から支給されるプランがあり、プランの数もたくさんあります。
太陽生命では、さらに低年齢の4歳、富国生命では、3歳で支給されるプランがあります。
近年、中学受験をする子供が増えていることもあり、学資保険の支給年齢を低年齢化がすすんでいます。
学資保険など、子供に対する保険を「子供保険」とひとくくりにしていますが、
以前は、学資保険は教育に関する保険、子供保険は医療に関する保険と区別していました。
保険会社によっては、学資保険と子供保険を、以前のように区別しているところもありますが、ほとんどの保険会社では同じ扱いにしているため、混同している人も多いようです。
学資保険と子供保険の違いとしては、学資保険は貯蓄性があるものが多く、子供保険には死亡に対する保障や医療に関する保障などが多くなっています。
ソニー生命の学資保険やアフラックの子供保険が人気のある学資保険です。
ソニー生命の学資保険は、戻り率(回収率とも言います)が、学資保険業界の中でも一番良い、と言われており、アフラックの「かわいいこどもの保険」よりも高いそうです。
育英年金付学資保険
郵便局の簡易保険の学資保険は、代表的な子供保険で、かんぽ(簡易保険)の学資保険として長く親しまれ、毎年の加入は70万件にものぼります。
郵便局の学資保険は、親が契約者、子供が被保険者となり、保険期間は、子供が高校や大学を卒業していく成長過程と同じ期間に設定され、中学進学時・高校進学時・大学進学時に、まとまった金額の保険金を受け取ることができます。
契約者は、必ずしも親である必要はありませんが、契約者が死亡した際の保険料免除条項があるため、祖父母などが契約者になる場合など高齢になればなるほど、月々に支払う保険料は高くなります。
育英年金付学資保険という保険商品があり、基本的な保障内容は学資保険と変わりませんが、契約者である親が死亡した場合、子供が保険の満期になるまでの間、育英年金が毎年支払われます。
育英年金付学資保険は学資保険よりも保険料が高く、返戻率が100%を下回ることがほとんどなので、貯蓄性が低くなります。