いろいろなテスト項目
小学校受験の面接は保護者のみの面接・保護者と子供揃っての面接・子供だけの面接などがあり、形態も、個別に行ったり、何組か一緒にグループで集団面接を行ったりと様々です。
行動観察は遊びや制作活動などを通してお子様の行動を観察して評価するもので、自由に遊んだり、集団でゲームをしたりする様子を観察します。
折り紙をしたり積み木で自由にあそばせたりするところもあれば、集団でゲームや運動をさせるところもあります。
最近では、この行動観察を重視してみる学校も少なくありません。
学力が高くないといけないと思われがちですが、実際に重視されるのは学力ではありません。
人間としての基礎的な素養が身についているかという部分を重視して問われます。
絵画や塗り絵などの課題を与えたり、自由に制作させたり、
工作を行うことにより、道具を正しく使えているかどうかなども併せて見るテストや
先生が質問をしたり指示をだすので、それに従って行動するテストもあります。
色やものの名前を答えたり、絵やカードをみて質問されたことに答えたりします。
保護者にアンケートを行う学校もあります。
ペーパーテストは、数を数えたり順番にならべるものや、知識的なものをみるテストで項目的には様々なものがあります。
また、歌を歌ったりリズムをとったりするテストもあります。
英才教育での学習や問題集をたくさんこなせば合格する、というわけではありません。
ある程度の学力はもちろん必要ではありますが、教育環境が大きく問われることとなります。
公立の小学校と私学の小学校の違い
私学の小学校や公立の小学校は、その歴史や建学の精神から一貫した方針のもとで教育が行われます。
小学校から中学校・高校へはエスカレータ式で進学するような方針の私学・国立学校も多いです。
エスカレータ式を見越したカリキュラムを導入している場合、小学校であっても中学校での教育を前提のカリキュラムを導入するような教育方針で勉強を進めることになります。
中学・高校からエスカレータ式の学校へ編入する場合と比べて、小学校から入学できていれば出遅れることなく教育内容についていくことができるというメリットもあります。
最近の名門小学校などの入試では、社会性や協調性をみるテストが増えてきています。
親子面接や両親面接が実施されていて、ご両親の教育姿勢や社会に対する考えを問われます。
小学校受験を目指している・または考えているお母様は、このことを念頭にいれて、受験の対策を考えることが必要となります。